ABOUT
THE MOVIE

INTRODUCTION

人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日。その能力を捨て普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。彼の願いを叶える対価として、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く女主人・侑子。同級生の百目鬼やひまわりと出会い、“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”の魔の手が迫る――！
原作は、カリスマ的な人気を誇る創作集団・CLAMPの大ベストセラーコミック。監督としてその“初実写映画化”に挑むのは、蜷川実花。刊行当時から原作のファンで約10年にわたり構想を温めてきた。芸術的なまでの美しい画と深いメッセージ性に富むCLAMPの世界を、ダークでカラフルな誰をも魅了する圧巻ビジュアルで映像化！
“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日君尋を演じるのは、神木隆之介。新たな出会いを通して人生を切り開いていく青年を、繊細に、力強く、演じ切る。神木と共にＷ主演を務めるのは、柴咲コウ。不思議な【ミセ】の妖しく美しい女主人・壱原侑子を、そのエキゾチックな美貌、卓抜した存在感と演技力で体現した。

さらに、SixTONESの松村北斗が、蜷川組初参加。四月一日のクールでミステリアスな同級生・百目鬼静役を演じる。四月一日と百目鬼の同級生で、謎を秘めた美少女・九軒ひまわり役は、蜷川作品のミューズ、玉城ティナ。四月一日を闇の世界へ引きずり込もうとする女郎蜘蛛に吉岡里帆、映画のオリジナルキャラクターであるアカグモに磯村勇斗、そして趣里、DAOKO、モトーラ世理奈など、旬で個性的なキャスト陣が集結。
蜷川監督たってのオファーで主題歌「Habit」を書きおろしたのは、日本の音楽シーンの最前線を走り続けるSEKAI NO OWARI。劇伴は『ミッドナイトスワン』も記憶に新しい世界的音楽家・渋谷慶一郎。VFX満載の“アヤカシ”とのバトルシーンなど、五感に訴える新たな蜷川実花の世界観を、より美しく刺激的に彩っている。
世界を闇に堕とそうとする“アヤカシ”との戦いに、侑子や仲間と共に挑んだ四月一日の運命は―？！異空間へ誘う、究極の“新体感ビジュアルファンタジー”の誕生！

STORY

人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生・四月一日（わたぬき）。その能力を捨て普通の生活を送りたいと願う四月一日は、ある日、一羽の蝶に導かれ、不思議な【ミセ】にたどり着く。妖しく美しい女主人・侑子（ゆうこ）は、彼の願いを叶えるかわりに、“いちばん大切なもの”を差し出すよう囁く。同級生の百目鬼（どうめき）やひまわりと日々を過ごし“大切なもの”を探す四月一日に、“アヤカシ”を操る女郎蜘蛛らの魔の手が伸びる。世界を闇に堕とそうとする彼らとの戦いに、侑子や仲間たちと共に挑んだ四月一日の運命は――？！

CAST

神木隆之介／四月一日君尋

人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生

蜷川監督の個性的で色鮮やかな世界に自分が存在できるのか不安でしたが、監督の脳内を完全に再現したいという意識が現場のみんなにあり、一緒に前に進むことができました。今回はとにかく「侑子さん」と呼ぶセリフが多いので、その都度どの程度の「侑子さん」なのかニュアンスを指示していただきました。脚本を読んだ印象では、原作よりも四月一日の心の傷を感じたので、明るすぎず、暗すぎず、どのくらい感情を表現していいのか、そのバランスを取るのが難しい役だな、と。悲しさや寂しさを抱えながら、侑子さんや百目鬼、ひまわりと関わることで、徐々に表情を取り戻していくような、四月一日自身も知らないうちに変化している成長を表現したい、そんなふうに思って撮影に臨みました。

柴咲コウ／壱原侑子

対価の代わりに人の願いを何でも叶えるという【ミセ】の妖しく美しい女主人

侑子という役は、とても説明しにくい妖艶なキャラクターですが、美術の力、装飾の力、衣装の力が凄まじく、その力をお借りすることで、現場に入れば自然と侑子になることができました。お芝居において侑子のミステリアスさをどう表現するか──通常は、表情筋を動かすことで感情を表現できますが、今回はそれを抑えめにしたり、セリフの抑揚が同じにならないように抑えつつも強弱をつけたりしようと監督と話しました。また、圧倒的なビジュアルの奥には、人の業について考えさせられる素晴らしいセリフがたくさんあります。願いを叶えるために対価が必要であることや、この世に偶然なんてなくてすべてが必然であること。責任重大な選択を毎日、毎秒、みんながしている、そんなことを考えながら演じました。

松村北斗／百目鬼静

クールでミステリアスな、四月一日の同級生。寺の息子で、巧みな弓の使い手

蜷川監督からは、百目鬼は「自分自身がお寺のような人間。あととにかく格好よくいてくれ」と。動じない、というのになかなか戸惑いました。お芝居していて不安になってちょっと反応を入れると、「それすらもいらないかな」と言われて。勇気をもって引き算していくのも大事と学びました。神木くんは性格が実兄のようで、僕はあまり初対面で仲良くなるタイプではないのですが、勝手に親近感を持って悩んだシーンの相談もさせていただきました。監督は楽しくてキュートな方なので、あのような写真や映像を撮られるというのが不思議で面白い。監督が作る世界は他にどこにも存在しないと思います。

「xxxHOLiC」の世界観やイメージが、蜷川監督とぴったり合っていて、純粋にどういう作品になるんだろうなというワクワク感がありました。ひまわりに対しては、可愛らしさや明るく努めているところと、四月一日や百目鬼に支えられているところ、心の苦しみのような、陽と陰のバランスをどうやって演じようかと最初はすごく悩みました。シリアスなシーンも多かったんですが、裏では、神木さんと松村さんが一緒にふざけているのを微笑ましく見たり、3人でくだらない話をしたりして、楽しくやらせていただきました。ミセのシーンなど、色彩や美術、カメラワークも独特なものに仕上がっていると思います。

玉城ティナ／九軒ひまわり

四月一日と百目鬼の同級生。笑顔の陰に謎を秘めた、ツインテールの美少女

吉岡里帆／女郎蜘蛛

“アヤカシ”を操り四月一日を襲う妖艶な悪女

「カードキャプターさくら」世代なのでCLAMPさんの作品のお話をいただけて驚きましたし、光栄に思います。女郎蜘蛛は、映画版では物語の鍵になる、色気たっぷりで妖艶で、でも残酷な悪女です。とにかくセクシーな所作が難しくて、工夫の連続なんだなと勉強になりました。見応えのある作品になったと思うので、是非劇場の大きいスクリーンで見ていただきたいです。

アカグモは映画オリジナルのキャラクターです。少し色気のある仕草や喋り方で、女郎蜘蛛に実は転がされているのに、そこに興奮してしまうくらいの変態さを持っていたり。台本を読んで掴めない野郎だな、と。演じるうえで難しくもあったんですけど、そこが魅力ですね。セクシーな動作は今回初めてくらいの感覚で挑戦させていただいて。監督と相談しながら作っていきました。

磯村勇斗／アカグモ

ヒトでありながら女郎蜘蛛を崇拝する手下

趣里／美咲

【ミセ】に訪れる心に闇を抱えた女

DAOKO／マルダシ - モトーラ世理奈／モロダシ

西野七瀬／猫娘

大原櫻子／女性客A

てんちむ／女性客B

橋本愛／座敷童

STAFF

監督：蜷川実花

原作　CLAMP「xxxHOLiC」（講談社刊）